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2012年08月02日

賛同パートナー レポート 山形編 一般社団法人 山形県安全運転管理者協会

 

前回の横浜市民会議の場でも話題となった山形でのおもいやりライト運動の広がりを、担い手である一般社団法人 山形県安全運転管理者協会の大場善次郎さんに伺うため、おもいやりライト運動事務局の女性メンバー3名で山形を訪問してきました。

大場さんが専務理事を務める山形県安全運転管理者協会は、一定数の車を保有する事業所に安全運転を指導する法定講習などを行っているところです。着任後、「せっかくだから何か新しいことができないか」とリサーチして出会ったのが、TOKYO SMART DRIVER の活動。そこからさらに おもいやりライト運動 と出会い、わざわざ山形から第1回おもいやりライト運動横浜会議にご出席いただいたことをきっかけに、山形でのおもいやりライト運動がスタートしたのです。

この日、取材のために訪れたメンバーを、おもいやりライトのステッカー付きの車と輝く笑顔で出迎えてくださいました。

おもやりライト運動の先進県! 山形での活動

大場さんはTOKYO SMART DRIVER とおもいやりライト運動のダブルネームで、のぼり旗を自主制作してくださり、パンフレットやステッカーとともに、関連事業所4000枚を配布してくださっています。資料の配布件数は横浜を上回る勢いです。山形市内では、のぼり旗を掲げている店舗を実際に見ることができました。5月に南陽市宮崎地内の最上川河畔で開催された第6回東北水防技術競技大会では、自作のチラシとパンフレット、ステッカーを配布し、おもいやりライトのコンセプトムービーを流してくださった様子をご報告いただき、こちらのサイトでも紹介させていただいています。


その他、活動がメディアに取り上げられたりと、着々と広がりが生まれています。8月上旬には山形新聞に、おもいやりライトに関する大場さんのコラムが掲載される予定です。

TTPでおもいやり感覚を 伝える、広める、さりげなく。

スピード感ある活動の秘訣を伺ってみると、「TTPなんです。」と笑顔でおっしゃいます。TTPとは、「徹底的にパクる!」こと。「いいものはマネして、さらに付け加える。」、そうしてどんどんと広がりを作っていくのだそう。自作のパンフレットも「僕は文章なんて書かない、全部HPから拝借しているんです。」と言います。おもいやりライトカラーであるイエローの用紙に印刷してくださる所に人柄がにじみ出ているようでした。

そんな大場さんにとっての「おもいやり」はどんなことなのか、お伺いしてみました。

「とにかく人が喜ぶことが好きなんです。そしてそれを、相手に分からないようにするのがいいと思っています。」

例えば、トイレに行くといつもスリッパが揃っていたりするような、日常のほんの小さな心配り。誰も気がつかないかもしれないけれど、さりげなく誰かの役に立っているようなこと。ヘッドライトをいつもよりも少し早めにつけるという行為には、大場さんのような「おもいやり感覚」がこめられているんだということを、改めて感じました。

点灯するタイミングはいつごろ?

おもいやりライトタイムには、大場さんの運転でバイパスを走りながら、一緒に道行く車のライト点灯状況をウォッチしてきました。
この日はあいにくの曇り空。昼でも薄暗く感じますが、タクシー、トラック、バイク以外は、ライトを点灯している車はまだまだ少数派。ヘッドボードを見やすくするためにスモールライトを点灯している車は、おもいやりライトタイム前からしばしば見かけるものの、よく観察してみると「見やすさ」「見られやすさ」という点で、スモールライトではあまり意味がありません。
街道沿いの店舗がライトを灯し始めると、呼応するようにライトが点灯していくようで、それは日没の10分程前のこと。ライトを点けるきっかけとなるようなものが、もうほんの少し早い時間にあればいいのではと感じました。

つるべ落としの秋に、さらに広めていきたい

これからの活動は、横浜と同じく秋が大切ポイントなのだそう。日が落ちるのが早くなる秋は、ヘッドライトを早めに点灯しましょうと「訴えやすい・伝えやすい」季節。
歩道から車道に向けて垂れ幕やプラカードを掲示し、ジェスチャーなどで「ライトを点けましょう!」と促すことなどを企画されているそうです。
白い手袋をして、手のひらを頭上でパッパッと開いたり閉じたりすると、多くのドライバーが意図を理解して、ライトを点灯してくれるのだとか。

大場さんは「県や警察が主導する運動は年間スケジュールが決まっていて、なかなか新しい活動にチャレンジしにくかったりする。けれど、おもいやりライトのような運動は、受け入れられやすいと思う。」といいます。
「横浜市民会議の様子をユーストリームで毎回、嬉しく見ています。」、「シャルソンは自由に楽しんでいる感じがしますね。山形でも取り組みたいが僕らは店舗との関係づくりが課題ですね。」と、横浜での活動を逐次見守ってくださり、今後のプランの参考にもしてくださっていました。

これからの展開にも期待が集まっています。

山形新聞取締役編集局長の山川敏春と山形放送報道制作局長の板垣正義さんにお引き合わせいただいた際のこと。山川さんは、

「山形県にはシャイな人が多く、人よりも早くライトをつけることを最初は恥ずかしがってしまうかもしれない。一方で広がり始めたら早い。山形でもどんどんと広めていってほしい。」

と話してくださいました。

また、山形県警記者クラブでは、記者へ活動の説明をする席を設けてくださり、「イベントなどは予定されていますか?」と、熱心に話を聞いてくださる記者もいました。
今回の訪問で出会った方々は、今後の活動に期待してくださっています。現在、大場さんが進めている活動に、さらに賛同してくださるパートナーが増えれば、もっともっと広がりが生まれてきそうです。

こうした山形での出会いの全てをアレンジしてくださった大場さん。他にも、山形の名所である立石寺を望む美しいカフェや、大正5年建築イギリス・ルネサンス様式の建造物で旧山形県庁舎の文翔館に案内していただくなど、地域の魅力までご紹介いただいて、短い滞在時間が充実したものとなりました。

いかがでしたか?もしよければシェアして早期点灯の話題を広めてみませんか?

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