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2014年12月02日

ライティングガールプロジェクトVol.7 Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with Mercedes-Benz W/鈴木ケンイチさん

「運転がうまくなれば安全につながる!」というサーキットイベントに参加

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2014年8月31日(日) 袖ヶ浦フォレストレースウェイ
『Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with Mercedes-Benz』

8月の最後の日曜日である31日に、ライティングガールが訪れたのは千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイサーキット。袖ヶ浦はアクアラインを利用すると意外に東京に近く、東京中心部から1時間半ほどのドライブで辿り着くことができる場所だ。

お目当てのイベントは、自動車評論家・レーシングドライバーである太田哲也氏が主催する『Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with Mercedes-Benz』。ちょっとタイトルが長いけれど、簡単に言えばサーキットでのドライビング・レッスン。しかし、ただ単に速く走ればいいというものではない。「運転がうまくなれば安全につながる」というポリシーの元にプログラムが組まれており、最終的に「スクールに参加する受講生・関係者について、一般道における死亡・負傷事故をゼロとする」という目標「injured ZERO(インジュアード・ゼロ)」がある。つまり、サーキットを舞台にしながらも、交通安全やマナーを重視するレッスンなのだ。

このイベントのレポートの前に、まず簡単に太田哲也氏のことを紹介したい。太田氏は、1980~90年代にかけてルマン24時間レースに参戦するなど、若手のプロ・ドライバーとして活躍していた。しかし、1998年全日本GT選手権第2戦富士スピードウェイで多重事故に巻き込まれ瀕死の重傷を負ってしまう。日々の生活さえ困難に思えるほどのケガであった。しかし、23回もの手術とリハビリを繰り返し、事故から2年半でサーキットに復帰。その過酷な経過は自著『クラッシュ』や『リバース』で読むことができる。つまり、そうした人物が主催するイベントだからこそ、交通安全やマナーを真剣に考えるという姿勢が貫かれていると言っていいだろう。

レッスンは座学から始まる。「ようこそ、モータースポーツの世界へ」という太田氏の挨拶の後、「感覚で走るのではなく、理論を踏まえた理論派になれ」「サーキットにおけるマナーとは」などが説明された。“蛮勇を持って突っ込めば良いのではなく、しっかりと考えて走ろう”“一緒にサーキットを走る相手は、芝居の舞台の共演者”というような、テクニック以前にわきまえるべき考えなどがアドバイスされた。
ちなみに、このイベントは安全をテーマにしているだけでなく、他にも大きな特徴がある。それは、イベントに賛同したさまざまな自動車メーカーが毎回のようにコラボレーションしていることだ。今回のイベントではメルセデスベンツが参加。新型車の試乗車を持ち込んできただけでなく、メルセデスベンツ日本のスタッフによる新型モデルのプレゼンテーションなどが行われた。

また、今回はレース経験の豊富なジャーナリストである斎藤伸輔氏と、まるも亜希子さんが講師/インストラクターとして参加。斎藤講師による基礎的なドライビング・テクニックの解説や、まるもさんによる試乗車の説明などが実施されていた。
こうした座学やプレゼンテーションなどを、午前中かけてじっくりと行うのも、このイベントの特徴。そして昼食の間には、太田氏や、講師・インストラクターなどを交えたトークショーが実施された。
そして午後になって、待望のサーキット走行が開始となる。このとき、太田氏などのプロフェッショナル・ドライバーが運転する助手席や後席に乗る「サーキットタクシー」や、同伴者(子供を含む)を乗せてサーキットを走る「サーキット・サファリ」といったメニューも用意されていたのだ。自分が走るだけでなく、プロの走りを体験したり、同伴者を楽しませるプログラムも用意されていたのだ。

また、メルセデスベンツ日本は、リリースされたばかりの新型メルセデスベンツCクラスを持ち込んでおり、それを特別コースで運転できるという「Cクラス体験試乗会」も設定されていた。

このように、太田氏のドライビング・レッスンはメニュー満載。それだけに、参加者は意外に忙しい。その忙しい参加者が手の空く一瞬を狙ってライティングガールは、恒例のアンケートを実施する。

「あなたがいつもヘッドライトを点灯させるのは、いつ頃ですか?」と。すると、さすがに交通安全やマナーを重視するレッスンへの参加者だけに、全体として「早めに点灯します」という答えが多かった。また、メルセデスベンツのオーナーが数多く参加していたためか、「うちのクルマはオートなので」と言う人が多いのも印象的であった。
モータースポーツのエキサイティングな楽しさを体験しながら、交通安全&マナーの意識も高まる。そんな素晴らしいイベントであったのだ。
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●鈴木ケンイチ
1966年9月生まれ。
國學院大学卒。雑誌編集者を経て、1997年にフリーランスへ。国産車、輸入車、チューニングカーなど幅広いジャンルで執筆。最近は新技術や環境関係に注目。環境社会検定試験(ECO検定)
『モータージャーナリスト鈴木ケンイチの弾丸ブログ』
https://www.ajaj.gr.jp/meibo/view3.php?num=n9Xx2074jt


アンケート調査の結果

ちなみに、今回お聞きした、ヘッドライトを点灯するタイミングについては、
1:日の入り60分前 4名
2:日の入り30分前 6名
3:日の入り直後 16名
※3と4の中間 2名
4:日の入り20分後 2名
5:日の入り30分後 0名
合計30名の方に回答いただくことができました。
今後もこの調査は続けていこうと思います。クルマを運転する方はオートライトの活用と早めのヘッドライト点灯、歩行者、自転車の方は見られやすくする為の色や反射材の着用を実践してみましょう!

*ライティングガールプロジェクトは車で集まる場所ならどこへでもお伺いします!みなさんの応援やお誘いは事務局までお気軽にお寄せください

いかがでしたか?もしよければシェアして早期点灯の話題を広めてみませんか?

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