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2015年07月14日

ライティングガールプロジェクト2015 Vol.2 第5回 オールドカーin K'z ROAD W/鈴木ケンイチさん

まぶしいほどの新緑の中、ゆったりとオールドカーを楽しむ

初夏を思わすような強い陽射しに焼かれた肌を、山間から吹く風が冷まします。2015年5月24日。ライティングガールが足を伸ばしたのは、まぶしいほどの新緑に囲まれた静岡県浜松市天竜区春野町の春野ふれあい公園でした。目的は「第5回 オールドカーin K’z ROAD」です。

ちなみに「K'z ROAD」のKは、「ミスターK」と呼ばれた故・片山 豊さんのこと。米国日産初代社長である片山さんは「日産フェアレディZの生みの親」と呼ばれる人物です。そして、イベント会場となった春野町は片山さんの故郷。そこに、春野の景観を楽しめるドライブコースが設定されており、そこを「K’z ROAD」と呼びます。

また、「フェアレディZの父」である片山さんの故郷で行うオールドカー・イベントですが、日産車オンリーなんてことは言わず、どのメーカーもウエルカム! というのが、ここの嬉しいところ。今回も、日産やプリンスにダットサンだけでなく、トヨタやホンダ、ダイハツ、いすゞ、日野といった国産ブランドが顔を揃えます。さらに、ポルシェにアルファロメオにフィアットやMG、ライレー、ロータス、オースチン、BMW、フォルクスワーゲン、ビュイック、シトロエン、ランチアまで。世界中のオールドカーが、この日は81台も参加していました。

さらに「フェアレディZの父」のイベントですから、別枠で「フェアレディZ」が69台参加。合計150台ものクルマが並ぶさまは、まさに圧巻です。

太鼓演奏でスタートしたイベントは、参加者撮影や消防音楽隊の演奏、片山豊氏の追悼トークショーなどのステージ・メニューが続きます。来場者は音楽やトークショーに耳を傾けたり、展示車を眺め歩くなど、ゆったりとした時間が流れます。クルマのイベントですが、意外とマニアックな感じではなく、家族連れや子供連れが多いようですね。地元の名産品などが並ぶ売店コーナーやフードコートもあり、どこかお祭りのような、のどかな雰囲気が漂います。主催者発表では、この日は、過去最高の8000~9000人もの来場者があったとか。

ひと通りのステージ・メニューをこなすと、午後のメイン・イベント「パレード」が始まります。公園をスタート地点として、150台もの参加車が春野町をパレード・ラン!

佇むオールドカーをじっくりと愛でるのも楽しいものですが、やはりクルマは走ってこそ、本当の魅力が輝きます。街道沿いに並んだ見物客の前を、あるクルマは手を振りながらゆっくりと、また別のクルマは元気よく走り抜けていきました。


そんなイベントの雰囲気を楽しみながらも、ライティングガールはいつのものようにせっせと「ヘッドライト点灯タイミングの意識調査」を、ボードを掲げて実施。今回は101人もの回答を得ることができました。驚いたのは「おもいやりライトのことは知っているよ。地元のラジオでやっているからね」とおっしゃる方が多いこと。「山間部は暗いから早めにライト・オンするよ」という方も。また、調査に対して来場者が非常に協力的なのにも驚きました。実のところ「浜松の人は、明るくてノリがよい」と聞いており、それを実感するイベントとなりました。

●鈴木ケンイチ
1966年9月生まれ。
國學院大学卒。雑誌編集者を経て、1997年にフリーランスへ。国産車、輸入車、チューニングカーなど幅広いジャンルで執筆。最近は新技術や環境関係に注目。環境社会検定試験(ECO検定)

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