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2016年03月22日

東京オートサロンに参加してきました! W/工藤貴宏さん

 

年に一度開かれる日本最大のカスタムカーイベント「東京オートサロン」。今年は1月15日から17日にかけて千葉の幕張メッセでおこなわれました。3日間で約32万人とたくさんのクルマ好きが集まるこのイベントに、おもいやりライトも参加してきました。

32万人も集まる大イベントにライティングガールも参加

 毎年1月に開催され、今や自動車業界の新年の風物詩といった東京オートサロン。ボクは20年以上前から通っていますが、かつてとは雰囲気がすっかり変わりましたね。
90年代中盤まで晴海で開催されていた頃は“改造車ショー”の雰囲気が強く、展示されるクルマも来場者も走行性能を高めたチューニングカーとその愛好者に絞られていました。ところが現在では、チューニングカーを中心としつつもミニバンや輸入車のドレスアップカー、そして痛車と出展車両のバリエーションを拡大。そしてもうひとつの大きな変化は自動車メーカーや輸入車インポーターの参入です。
 かつての東京オートサロンは違法改造された車両の展示が多かったこともあり、自動車メーカーが表立って参加することのないイベントでした。しかし、1995年にそういった顧客がコアターゲットとしたクルマ『スカイラインGT-R(R33)』の正式発表の場として日産が東京オートサロン会場を活用。これは大きな出来事でした。それを皮切りに、そして規制緩和によりチューニングカーの合法性が高まるにつれて自動車メーカーが続々参入。今年は日産をはじめすべての日本のメーカーと、ルノー、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン、そしてメルセデスベンツと多くのインポーターが参加しました。
 そんな自動車業界のお祭りは見応えたっぷりで、盛り上がらないわけがありません。3日間の開催で来場者は約32万人。1日あたりの来場者では、あの東京モーターショーを上回っているのですから。
ちなみにカーガイとして知られるトヨタ自動車の豊田章男社長は「以前から仕事だけでなくプライベートでも来ている」と明言しているくらいです。

レースでも使われている光が与えるメッセージ

 そんな東京オートサロンに、今年はライティングガールも参加しました。おもいやりライトの賛同パートナーである『PIAA』のブースでステージイベントをおこなったのです。
 ステージではおもいやりライトの活動を紹介し、テーマカラーであるイエローの「おもいやりライト運動メッセンジャー <セーフT>シャツ」をプレゼントするじゃんけん大会を実施。大いに盛り上がり、ヘッドライト早期点灯の重要さをアピールしました。
 PIAAブースには日本の頂点を競うレースである「スーパーフォーミュラ」のマシンが展示されていたのですが、ここに装着されていたランプがとても興味深かったので紹介しましょう。
その名は「オーバーテイクランプ」。スーパーフォーミュラのマシンには、決勝レースにおいて5回だけ使えるオーバーテイクシステムが搭載されています。これはドライバーがボタンを押すと20秒間だけエンジンパワーが高まり、追い越しがしやすくなる仕掛け。その機能を使うと駆け引きがよりエキサイティングしてバトルが楽しくなり、どのタイミングで使うかで勝敗まで変わってくるからレース展開に変化を与え、面白くするためのアイデアです。
ハンドルにあるボタンを押すとパワーが上がり、少し遅れたタイミングで周囲にシステム作動中を知らせるためにドライバーの頭上付近にあるランプが点灯する仕掛け、それが「オーバーテイクランプ」。観客にシステム作動を知らせるだけでなく、前を走るライバルに向かって「いまオレは速いぞ!お前を抜きにかかるぞ」と挑発的なメッセージを送るというわけです。
 おもいやりライトで提唱するのは「やさしさ」、オーバーテイクランプが示すのは「闘争心」とその内容は180度違いますが、ライトで周囲にメッセージを送るという意味ではおもいやりライトもオーバーテイクランプも同じ。光によって送るメッセージの活用方法もいろいろあるものですね。
 ちなみにスーパーフォーミュラに装着されているオーバーテイクランプはすべてPIAA製。燦々と輝く太陽の下でも前を走るドライバーや観客席までしっかりと光が届く強い光、そして激しい振動をはじめレースマシンの過酷な状況に耐えられる信頼性など高いテクノロジーがつぎ込まれているそうです。
 それにしても東京オートサロン会場は人が多くてすごい熱気。もちろん、2016年もおもいやりライト運動とライティングガールはそれに負けないよう全力疾走ですよ。

<プロフィール>
●工藤貴宏(クドウ・タカヒロ)
1976年2月長野生まれ、東京在住
物心ついた時からクルマに興味を持ち、中学生の時には自動車雑誌の読み漁りを開始。18歳の誕生日を迎えた翌日に仮免許を取得し、クルマを運転する悦びにドップリと浸かっていく。大学時代に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけとし、自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターへ。自動車雑誌やWEBで新車紹介記事を中心に活躍中。はじめて所有したクルマはS13型シルビア。はじめて東京オートサロンに行ったのはまだ高校生だった1994年でした。

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