ヘッドライト早期点灯研究所

調査・実験

2016年10月31日

2015年度 ヘッドライト点灯車両カウント調査を実施しました ~第3報:惜しい!スモールランプのみ点灯~

 

「ヘッドライト早期点灯研究所」は、早期点灯の実施に役立つ情報の調査を行うチームです。今回は第1報で報告しました、日の入り前後の時間帯におけるヘッドライト点灯車両のカウント調査から、「ランプの種類ごとによる点灯率」についてフォーカスを当てた結果をご紹介します。(第1報の記事はこちら、第2報の記事はこちら)

ライトの種類ごとによる台数の時間推移

今回の調査結果ではスモールランプのみ点灯するクルマは日の入り30分前~20分前で19台、日の入り20分前~10分前で27台、日の入り10分前~日の入りで44台もありました。

スモールランプの点灯率は、日の入り30分前~20分前で11.5%、20分前~10分前で17.8%、10分前~日の入りまで27.2%です。
第1報で報告した通り、日の入り30分前~20分前のヘッドライト点灯率は10.9%でした。
スモールランプ点灯車がヘッドライトまで点灯すると、22.4%にまで上昇することがわかりました。

スモールランプからヘッドライトへ、スイッチオン!

日の入り30分前からスモールランプを点灯している車が、ヘッドライト点灯に変えると、ヘッドライトの点灯率がぐっと上がります。おもいやりライト運動では、日の入り前の点灯は、「スモールランプではなく、ヘッドライトの点灯をおすすめ」しています。
その理由として、夕暮れ時のライト点灯実験の記事にもあるように、ヘッドライトを点灯することでより歩行者に自分の運転しているクルマの存在をアピールすることができます。
また、ライトの種類についても役割がそれぞれ決められています。「正しく点けていますか?ヘッドライト、スモールランプ、フォグランプ」としてまとめています。点灯は、スモールランプではなく、ヘッドライトのスイッチをオン!でお願いしますね。

クルマを運転する方はオートライトの活用と早めのヘッドライト点灯を、
歩行者、自転車の方は明るい色の服装や反射材の着用を実践してみませんか?

※調査概要について※
○調査方法:
・日の入り60分前から日の入り30分後の合計90分、「総通行台数」、「ヘッドライト点灯車台数」、「車種別」、「自家用/事業用」を測定
・測定箇所において、定点観測調査を実施。ビデオ撮影を実施し、その映像を見ながらカウント
○調査実施日:
・2015年10月20日(天気:薄曇後晴 日の入り:17:01)
・2015年10月22日(天気:晴一時曇 日の入り:16:59)
○調査地点:神奈川県 市道 横浜逗子線栗木(横浜市磯子区栗木1)下り線(2014年と同じ調査地点)
国土交通省が平成22年に実施した全国道路・街路交通情勢調査(道路交通センサス)の実施地点から選定
○調査実施:株式会社サーベイリサーチセンター

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